中高年の転職

「1対1直接指導」受講者の声/No.39

Nさん(43才男性)の声
かお
Nさん
43才男性
おめでとう
 ございます!!
1対1バナー

受けた支援は
こちらです。
お世話いただきありがとうございます。
何とか無事就職が決まりました。
長いようで短い2ヶ月と2週間。お約束の2ヶ月間から少し足がでてしまいましたが、満足できる結果となりました。 以下活動内容を報告させていただきます。

◎活動概況

年齢は43歳。業界大手メーカーに20年間勤務。生産が海外へ移行することによる工場閉鎖があった。 工場長の怠慢を厳しく追及したため、リストラ対象となる。 閉鎖3ヶ月前に工場勤務者全員に閉鎖の旨通知があった。

多くの仲間が退職届けにサインしやめていくなか、私だけ納得がいかず、某労働組合に相談へ行った。 会社の御用組合も存在したのだが、まったく役に立たず、某ユニオンに加入し、会社と全面的対決を行った。 3ヶ月ほど交渉し、退職金を上積みさせ4月に退社。

なかなか精神的に立ち直れなかったが、1対1指導を10月半ばから実施してもらった。 実際の活動は11月から開始。最終的に1月12日にきわめて良い条件で再就職が決定した。
(同業メーカーで同じ職種であった。)

◎メンタルヘルス面での注意点

リストラにあった方も多いと思います。その際、心強い味方となるのが、元同僚や組合の仲間、昔からの友人であります。 失業中であることを隠さず、飲みに行こうとこちらから誘う勇気も必要でしょう。 ひきこもりがちになりますが、できるだけ友人と話し、外出されることをお勧めします。

モーツァルトの音楽療法のように、こころが疲れているときは音楽を聴いたり、プロレスを観戦されるのも良いかもしれません。 元の会社を呪っていると、自分に跳ね返ってくる気がします。 そんな会社との縁が切れ、新しい仲間と出会える良い機会。 それが転職だというふうに前向きに捉えられるとよいかもしれません。

◎書類応募

en-japan経由での人材紹介会社の登録、ハローワーク、人材銀行、仁王.comなどのインターネット仕事検索サイト、求人誌などで探しました。 愛知県下のメーカーでの職探しを希望したため、自動車や金属加工関連の業種は多いのですが、前職を生かせるような職はなかなか探せず苦労しました。 工場の生産管理を希望していたのですが、前職は樹脂関連であったため食品業界や機械系の会社では全く相手にしてもらえませんでした。 大手絶縁材メーカーの子会社の生産職の係長ぐらいでしょうか。

受かる書類作り、面接ももちろん大切です。 それと同様にどんな会社にどういった職種があるのかを発見するのも同じように大切です。 探し出すことにも力を注いで頂きたいと思います。

◎書類応募結果

1週間20件の応募がなかなか達成できませんでした。 ある程度対象を絞り込むのも大切かと思いますが、最初のうちはマシンガンなみに乱射されるのも良いかもしれません。

書類というのはレーダーの電波のようなモノで探査する触手みたいな感じです。 合否をその書類というレーダーで探り、自分の探す宝(再就職会社)を見つけ出す手段であるだけで、書類審査の合否にあまり捕らわれないほうが良いでしょう。 どういった職種で食いつきが良いか確かめる手段だと思います。

ある会社の断り状にあったのですが、今回の募集職種にあなたがマッチしていないだけで、あなたの能力が劣るわけではないと。 これは本当だと思います。 あと、1社に対しあまり思い込まないように。 そこがだめでも又良い会社はあるものです。

◎応募先、条件の切り替え

当初は前職と同じ業界は絶対受けまいとしていました。 しかし、なかなか内定がとれず、ダメモトで同業メーカーに応募してみました。 落ちてもいいやと思って、写真なんかもヘンテコな写りが悪いのでいいやと適当に送りました。 しかし、前職で苦労した生産性向上のレポートを添付しました。 他社がたぶん知らないのではという内容の物をできるだけ解りやすく解説し送付しました。 ストレス発散で、君らは、このレベルわかるかな?という感じで送ってみたのです。

4社応募し、2社は内容がわからず否でした。1社は同じことを考えていたようでここも否でした。 再就職先はまだこのレポートの内容を知らず、1次が工場長と本社生産本部長面接。 2次面接は本社社長、副社長に対応していただき内定しました。

同業他社はもうイヤダという方もいらっしゃるかもしれません。 でも転職はどんな手段を使っても良いのです。 同業メーカーを狙うと即戦力になります。 また元の会社はとんでもなくひどくても、同業メーカーは紳士的であったりするのです。 ダメモトで同業の会社にもぜひ応募されることをお勧めします。

また、メーカーの各種展示会に参加されるのも良いと思います。 名古屋ではものづくりフェアなどが開催され、見学されると応募先が増えると思います。

◎自己PR文、レポートの本質は?

新聞を読んでましたら最近の学校入試にAO入試(アドミッションオフィス入試)というものがあるそうです。 ペーパーテストを止めて、志望理由や面接で選考する方式だそうです。 一芸入試という言葉がありましたが、そういった種類の選考方法をさすのだと思います。

1対1の個人指導の自己PR文はこれに相当するものだと思います。 だから、他の応募者との差別化が強力にはかれるのでしょう。 まして同業メーカーに自己PR文を送りつけ、その解決策のレポートを送付すると効果は倍増するのです。

佐々木所長の著作に1次面接で課題を聞き出し、2次面接の際レポートを出すというのがありました。 前職と同業メーカーに応募される場合、企業の課題は想像できるのではないでしょうか。 最初の書類を送付するときにレポートを添付するのもとても効果のある方法だと思います。

◎再就職決定の内容

同業他社の生産管理に内定しました。 試用期間3ヶ月は設けてありますが、前職より給与が60万UP、職位も前よりかなり良い条件を得ることができました。 なにより、工場長はじめ多くのキーマンに喜んで迎え入れていただけるのがとても嬉しく思います。
ほんとに「幸せ転職」となりました。

◎気づいた点

・始動計画でがんばって、人材紹介会社に登録し、面接をがんばって受けられること!
 実際の会社の面接練習にもなり、活動初期はひきこもりがちであるため、社会との接点を築くためにも大切。

・書類もがんばって出す。応募会社もより多く探し出す。どうやって発掘するかにあなたの未来が懸かっています。
 ぜひとも自分にあった会社を掘り起こしていただきたい。

・同業メーカーもありである。転職はコネでもなんでも使って良し。
 ジタバタするほど、あなた自身の必殺技が編み出されると思う。
 自分の得意な分野を同業メーカーにぶつけていただきたい。
 実際就職しなくても、内定が出ると大きな自信となるでしょう。

・最後に。
あなたを必要としている会社、新しい仲間は必ず存在します。どうやって探し出すかが課題です。 2ヶ月限定で集中していただき、ぜひ幸せ転職を実現してください。 気分転換をしつつがんばってください。

以上簡単ですが、私の就職過程をお送りします。

ありがとうございます。

かさ