中高年の転職

「1対1直接指導」受講者の声/No.35

Yさん(51才男性)の声
かお
Yさん
51才男性
おめでとう
 ございます!!
1対1バナー

受けた支援は
こちらです。
佐々木さん!就職先が決まりました。

Y社に決めました。決断のポイントとなったのは、10/28に最終面接(2次面接)にY社へ訪問した際、会社内に歓迎ムードが感じられたことです。 11月8日から出勤することなりました。佐々木さん、本当にありがとうございます!!

私は、昨年10月末日にリストラ(好きな言葉ではないが)で職を失いました。 それからほぼ1年、そうあと3日でまる1年というところでした。 離職から1年未満で再就職という着地が出来たこと、ほんとうにうれしい!と同時に信じられません。 佐々木さんと出会うまでは、1年未満で着地できるなんてとても考えられませんでした。
佐々木さん、重ねてありがとうございます。

佐々木さんの支援の最大の良さは、就職(天職)というゴールまで二人三脚で走ってくれる所にあると思います。

それでは、内定を手にするまでの求職活動を振り返って見たいと思います。

私は今度の“職探し”が4度目になりますが、過去3回の「職探し」は求職活動らしい活動の経験はしておりません。

最初と3回目は民間人材紹介会社の紹介、2回目が人脈(縁故)によるものでした。 2回目以外は、退職と同時に次の会社に入社、2回目は3ヶ月間の離職期間でした。 この2回目の時は雇用保険の受給しながら、ハローワーク松戸、東京就職サポートセンター及び東京人材銀行への求職登録と初回にお世話になった人材紹介会社へ登録して待つという受動的なものでした。 つまり、さほど苦労せず職を得ることに成功していました。

ですから、今までよりは多少厳しいかもしれないが、今回も“なんとかなるわい”と安易に考えていたことは否めません。

それで、リフレッシュするためにも少し休養しようと思い、直にはハローワークに行かなかった。 年を越してはまずかろうと昨年12月25日にハローワーク松戸へ行き、求職登録と雇用保険受給手続を行いましたが、 実質的に求職活動を開始したのは今年1月の正月休み明けからでした。

2月から3ヶ月間、ハローワーク松戸早期就職支援センターに登録。 ここで“「職務経歴書」が長すぎる、これでは採用担当者に読んでもらえないだけではなく見てもらえない”と指摘されショックを受けました。 (以前は問題なく使えたもので、履歴書の内容もふくめたものでA4サイズ7頁構成でした)

合わせて希望給与面等から人材銀行へ登録した方が良いとの指導を受け直ちに「東京・千葉」の人材銀行に登録。 同時に東京就職サポートセンターにも登録しました。さらにハローワークも複数(墨田・品川)登録しました。

それから、千葉人材銀行に登録した際に、3月に実施される「再就職支援セミナー」への参加を勧められ、参加するために千葉キャリア交流プラザに登録(有効期間3ヶ月)しました。 (職務経歴書のまとめ方が分ると思ったのが直接の動機)

セミナーは、

1.ビジネス能力診断
2.自己能力経験棚卸
3.人脈棚卸
4.自己開発
5.計画策定
6.天職探索作業
7.5つの強力ツール
8.面接(方法)

 という内容でした。

自分の長所、特徴を再認識し「プラス思考」を心掛けることが大事で、つまり失業していると思うな、仕事を見つけるしごとをしているのだ、 就職活動は

“一番(能)力のある者ではなく、一番準備した者が勝つ”、
“同時に、多面的に、集中して活動すること”が早期就職成就の秘訣、
面接後その日の内か遅くとも翌朝に礼状を出すこと、
応募は自分の年齢数以上の件数を一気呵成に行なう

等、目から鱗が落ちる話しを聞きながら、実践にうまく活かし切れずにいました。 つまり、書類選考で落ちる、一次面接は受けられても内定を勝ち取るまでは行かない、を繰り返していました。

書類選考を通るようになったのは、セミナーを受講した成果だと思います。

この時点の応募書類は、添え状(A4-1枚)・履歴書(A4-1枚)・職務経歴書(A4-3枚)でした。

※5つの強力ツール:
・履歴書(A4-1枚)
・職務経歴書(主たる経験及び達成事項=A4-2枚)
・添え状2種類(通常用、ダイレクトメール用=A4-1枚)
・セルフプレゼンブック(自分自身のカタログ)
・面接事後礼状(封書=A4-1枚)

そんな時、テレビのニュースで「東京しごとセンター」オープンを知り、オープン当日に“都民でないとダメかな”と思いながら、 東京しごとセンターに登録に行きました。受け付けて頂いた時は本当に良かったと思いました。 しごとセンターの特徴でもある若・中・高の年齢層別の支援サービスに期待していたからです。 公的機関でありながら民間人材紹介会社のサービスを受けられる所にも魅力を感じていました(7月登録)。 就職支援アドバイザー専任制でもありました。

登録初日に、履歴書と職務経歴書の修正指導がありました。 前述のセミナーでまとめたものに対してのものです。 職務経歴書はレイアウトの変更だけでしたが、履歴書は大変更でした。

履歴書は日本独特のものであるから、和暦を使用して旧から新へと入出のシンプルなものにせよというのです。 それから、その他(生年月日、年齢、家族状況、健康状態、趣味など)は履歴書と職務経歴書の両方に記載するのが良いというのです。 志望動機は添え状に盛り込めばよいといった指導内容でした。 書類の完成度が向上するのならと趣旨に従い書類を修正しました。 しかし、状況が好転する気配もなく、それまでと同じような状況でした。

8月のある日、弟から佐々木何某が著した中高年の転職の本が出ている、 中高年のどのような人たちも2ヶ月間で再就職を実現しているといったことが書いてあったけど読んだかと言ってきました。 すぐに松戸の書店へ行きましたが、それらしいものはありませんでした。弟に頼んで調達し、一気呵成に読みました。

そう、これが佐々木さんが著した『驚異の「幸せ転職」術』朝日新聞社発行の書籍でした。 その内容は3月に受けた「再就職支援セミナー」の内容に重なります。しかも多数の人が2ヶ月で再就職に成功しているという事実にまず驚きました。 標準的方法での違いは、「自己PR文」を添付、面接時に2つの質問をする点です。 大きく違うのは1対1(マンツーマン)の指導と有料ということ。

しかし、セミナーで聞いた内容の信憑性が俄然出てきました。 自分でセミナーで学んだことを忠実に実践すれば、2ヶ月間での着地は可能ではないかとも思いました。 別の自分がなに綺麗事言っているんだ、そんなことが出来るくらいならもうとっくに着地しているぞ!

この著者の「佐々木一美」という人、前にNHKで取り上げられていたような気がします。 マスコミに取り上げられたからといって信用できる訳ではないぞ! それはそうだが、方法論が眉唾ものとしても、90人以上におよぶ実績には嘘はないだろうと思いました。 その方法論も千葉キャリア交流プラザで受講したセミナーと重なる箇所が多いことから、 確実に実践すれば結果がでる可能性が高いのではと考えました。

この時、雇用保険受給は9月で終了してしまうため、遅くとも10月末迄には何があっても就職という着地を勝ち取らなければならない状況でした。 佐々木氏の提唱する「1対1直接指導・実践プログラム」が期間的にちょうど嵌ることもあり、 (この投資が全くムダになることは無いだろうと)直接指導を申し込みました(背水の陣でした)。

直接指導が9月1日に実施されることになりました。 加えて、「自己PR文」を作成していない、ということで9月5日の「中高年の転職道場」にも参加することになりました。

8月末まで状況は、応募件数→20件、面接(1次面接)→7件、 2次面接・内定→0件というものです。

9月1日に直接指導が自宅で実施されました。

中学卒業時点から現時点までを対話形式で説明するという形で進められました。 途中何度か、いいことを言っているとか、いいものを持っていると言われましたが、腑に落ちませんでした。 しかし、自分自身が良く分かっていない、ということが改めて分かりました。 それにしても、初対面の佐々木さんとすらすらと良く話しができたものだと今でも不思議に思います。 何はともあれ、方向付けと行動計画ができました。

方向付けでは、今までの活動方向で良かったことが確認された形となりました。 次に応募書類の確認をして頂き、履歴書は和暦タイプを使用することになり、職務経歴書は修正指示がされ、始動計画の期間で対応することになりました。 9月5日の週はトライアル、9月12日の週から実践活動開始ということで、1日の指導が終了しました。

佐々木さんは、終了に際して、“全然心配していません。間違いなく2ヶ月で着地できます。 1.5ヶ月かもしれません。”といってくれました。

しかし、私はこの言葉を全く信じておりませんでした。 営業トークのうまい奴位にしか思っていませんでした。 なぜなら、他の人の体験談を読むとこの直接指導の時に自分のやりたいことが明確になっていることが多いが、自分は明確なんてほど遠い状態であったから。

始動計画で大変だったことは、2つ。
1つ目は自己PR文の作成。計画では9月5日の「中高年の転職道場」の場で完成させるつもりが、うまくいきませんでした。 他の出席者の厳しい評価というおまけ付きです。 この厳しい評価を踏まえ、何とか「自己PR書」として完成したときは、トライヤル週が過ぎ、実践の週に食い込んでいました。 第2志望用のものはトライヤルを含めて第6週目までものにしようとモガキましたが、適当なエピソードも思いつかず諦めました。 つまり、第1志望に賭けることにしました。

2つ目は、人材紹介会社のコンサルタント10人と顔馴染みになること。 これはとうとう最後まで目標をクリアできませんでした。 電話できたのは5人止まりでした。

最初から計画通り進行できないという悲惨な状態でした。トライヤル週には2件の応募先しか見つけられず、前途多難に思えて来ました。

佐々木さんは、計画はくるったときに修正しながら進めばいいんですと、大丈夫2ヶ月以内に着地できますと、言ってはくれましたが不安は消えませんでした。

1週間の応募目標値(私の場合、17件)を決めて、出来るだけ目標値に近い数の応募先を見つけて応募する、この作業を繰り返す訳ですが、これを計画通り実行するのはしんどかった。 最後まで目標値をクリアすることは無かった(最大で15件)。 しかし、計画通り実行することに集中するようになると余計なことを考えなくなるので、その点は良かったと思います。

実践3週目に入ったところで、面接対策の意味でも、もう少し自分を把握したいと考え、「コンピテンシー適正診断テスト」を受けることにしました。 また、過去7回面接を受けて1つも内定が出てないことが気になりだし、面接に問題があるのではないかと考えるようになりました。 佐々木さんに相談した結果、「面接強化プログラム」を受けることにしました(また安くない投資が必要だが)。 やるなら面接が入る前にと9月30日に実施することに。

このプログラムはビデオ撮影しながら模擬面接を行ってビデオを見、修正点を決め、 以降修正点を意識しながら同じことを繰り返して欠点を無くし、最後にベストビデオを撮るといったものでした。
初回のビデオを見たときはショックでした。自分が採用担当者でも、とても採用できるものではなかった。

ここまで応募書類が戻ってくることはあっても、面接は1件も入っておらず、 この方法でもダメなのではと気持ちが揺れはじめていた実践4週目後半から面接が入り始めたのです。
これ以降、2件以上の面接が入る週がつづくことになりました。

そうです、自分にも信じられないことが起きたのです!!
8月以前には考えられなかったことです。

そして実践6週目(トライヤルを含めると7週目)の後半の10月22日に最初の内定連絡がありました。 経験の無い業界なので、駄目もとで応募した会社のY社でした。 信じられませんでした。

実践7週目早々の10月25日に2つ目の内定が出ました。人材紹介会社から紹介を受けた会社T社でした。 採用条件は資格を除き、両社同じようなものでした。

資格については、Y社は「正社員」、T社は「嘱託=就業規則は正社員と同条件」というものでした。 また、T社は経験のある業界であるが、Y社は経験の無い業界という違いもありました。 これ等の条件を基に、佐々木さんに相談し佐々木さんの意見・アドバイスも踏まえて最終的にY社に決めました。

最終的に未経験業界の会社に決めましたが、将来何かあっても、今回身に付けたノウハウがあるし、佐々木さんという強い参謀がいると思えば心丈夫です。

9月・10月の2ヶ月間の状況は、
応募件数:58件、
1次面接:11件、
2次面接:3件、
内定:2件
 というものでした。

※ 正直なところ、トライヤル週から数えて7週目は12件ピックアップしていたにも拘らず、写真の在庫がなくなり6件しか応募できなかった。 しかもその後は内定及び最終決定を前に浮き足立ち、計画通り実践出来なかったため応募総数58件止まりとなりました。

次に求職活動を通して感じたことを纏めてみることにします。
参考になれば幸いです。

・ふしぎだが、ここぞと選んだ会社ほど応募しても書類選考で落ちる。 選択基準を決め、その他の条件をいっさい無視して機械的に応募した会社の方が決まる可能性が高いような気がする。

・面接で必ず質問されるものに退職理由があるが、履歴書・職務経歴書に簡潔明確に記載しておくと質問される確率が確実に減ると思われる。 私は自己都合の退職理由のみ簡潔明確に記載しておきましたら、会社都合としていた部分を質問されることが多かった。

・面接では、質問に的確に答えることも大切だが、それ以上に面接官に自分がどのように映っているか、どのような印象をもたれているかを自覚することが非常に大切です。 面接時の表情、仕種、声の大きさ、声の調子、答え方のメリハリなどを事前に認識しておくことが重要です。 私は、面接強化プログラムを受講した際に痛感しましたが、実際の面接の場でも痛感いたしました。

・面接では、質問に的確に答えることにあまり囚われない方が良い。会話を転がすように心掛けると良い。 佐々木さん提唱の2つの質問もそのためのツールと考えた方が良い。 会話を回転させるためには、相手の話しを良く聞き、その話しの中から次のことばのボールを投げること心掛けると良い。 私が受けた面接で印象に残っているものは、内定の出た2社のものです。 この2社の面接は、自分でも上手くキャッチボールが成立していたと実感出来るものでした。

・「長所」、「趣味」については、エピソードを交えて、簡潔に答えられるように準備しておくことをお勧めいたします。 私は「長所」を聞かれ、上手く答えられないことがありました。 簡単と思われることほど、十分準備しておかないと答えに窮することがあります。 趣味として良く書かれる「読書」ですが、私の場合、アメリカで今最も人気のある作家は?と聞かれ答えられませんでした。 つまり、趣味としてあげるならばこのくらい押さえておけよということらしい?  少なくとも自分の読書ポリシーは明確に答えられるよう準備が必要です。 ある面接官によると、ある本の内容(あらすじ)を言えるだけでは、「読書」をしたことにはならないとのこと。 その作家が何を言わんとしているかを把握し、ビジネス会話や部下指導の会話に引用できるまで昇華して初めて「読書」をしたと言えるとのこと。

以下に、私が求職活動の参考に購入した書籍です。

●新スペシャリストになろう!
  =リクルート社員が会社をやめても幸せになれる理由

私はカッコ内の副題が気になり購入しました。 趣旨は題名の通りですが、リクールート社員が身に着けている5つのスキルについて、例示しながら述べている。 また、そのスキルを身に付けるための方法論にも触れている。 活動中に購入した書籍は他にもありますが、佐々木さんのメルマガ100号でFさんが上げているものと重複しますので割愛します。

●がんばる中高年実践就職塾

私は、著者がNHKのクローズアップ現代に取り上げられたことがあったので就職が決まってから購入しました。 活動中に出会っていたらなお良かった本です。これは文字通りの「読む就職セミナー」です。 通常は「キャリアの棚卸」に焦点が当てられますが、著者は「価値観・興味・能力」の棚卸としています。 「働きたいと思っているあなたに“賞味期限切れ”なんてありません」の言葉にうれしくなりました。 著者は、埼玉県立職業能力開発センター 主任職業訓練指導員です。 佐々木さんも埼玉県が拠点です。埼玉県の人たちが羨ましくなりました。 でも佐々木さんのライバルか?佐々木さんゴメンナサイ!!

                                                                      以上

かさ