■応募の優先順位
私は事務員として働いて来ましたので、
1.経理 2.一般 3.総務 4.営業の事務職
を応募の優先順位として活動して参りました。
■1月〜3月
今年の1月に前社が倒産と言う事で退職する事になりました。
1月から「東京人材サポートセンター」(有楽町の交通会館7F)に通う為、
3ヶ月定期を購入し月曜日から金曜日まで通っていました。
50通の履歴書を手書きし、23回の面接を行ない内定は2社でした。 2社ともに職場環境は悪く、面接に入る前に「残業代は全く出ない事を確認してから面接に入る」と言われた所もありました。 面接すると、とんでもない残業量があると分かり辞退しました。
「サポートセンター」では、「履歴書」「職務経歴書」の書き方を指導して頂いたりしました。 しかし、異常な程まともな会社の正社員の求職がない事、あってもすごい倍率になってしまいました。 年齢制限も厳しくチェックされ、受けさせてもらえない事も数回ありました。 サポートセンターの方に聞くと「無理して入社しても年齢が違い過ぎて続かなくなるので制限している」 と訳の分からない答えが返って来た事もありました。
また、面接に行った会社で九州から東京へ住居を移し「紹介型派遣」をしながら転職活動をしていると言う女性や、 大阪から東京へ移り転職活動をしている女性などが居て、東京の女性の転職は戦争状態だと思いました。
あまりの状況のひどさに「これはインチキ試合にまともに直球勝負しているようなものだ」と感じ、 インチキの上を行くブレインが必要だと感じていました。
たまたま参加しているあるHPに「中高年の転職」がリンクされており、さっそく見てみるとずいぶんと考え方が異色だなと感じました。 メルマガの「苦しくないぞ、転職」が現実的で面白く、サポートセンターのインターネットで初めの号からプリントアウトして読んでいました。 そしてこんな斬新な事を考える人はどんな人なのか見てみたいと思いました。
■転職道場参加
3月6日に「転職道場」に参加しました。佐々木さんは、失業者または予備軍達をおどすでもなく、同情するでもなく、
「自己PR文」等の指導をし、参加者達のきつい質問にも誠実に答えていらっしゃったのでこの人なら大丈夫だと思っていたのですが..........。
大きな問題は「自宅での指導」でした。退職後備品等を入れたダンボール5箱はそのままだし、掃除はしていないし、 とても人様を部屋に入れる環境にないし、これは諦めるしかないかと思いました。 一応佐々木さんに理由を言ったところ「さいたま市に来て頂けるなら大丈夫です」と言われ、私の直接指導は始まりました。
■直接指導
佐々木さんのもとでの直接指導は、ワークシートの記入から始まりました。具体的に何をいつまでに達成するかを細かく決め、
本当に今まで自分がやってきた転職活動など問題にならない事を思い知らされました。
応募書類の発送数が目標26通になってしまって「できません」と言った所「やってみましょう」と厳しくおっしゃられた事が印象に残っています。 しかし、1日の指導が終わって駅まで見送って頂いた時には、私の姿が消えるまで立っていらっしゃったのが思い出されます。
■応募活動1週目〜4週目
・活動1週目
どうやって26通を発送したらよいか困ってしまいました。
主に「折り込みちらし」や「有名求人誌」「インターネット」を使いました。
それと私は「六本木ヒルズ」に行った時、「六本木」「麻布十番」「上野御徒町」の「大江戸線」内のこれらの駅では
「job aidem」が4種類そろっていました。「首都圏西版・東版・北版・南版」とあるのですが、
「大江戸線」以外の駅では置いてはおらず、置いてあってもその地域の物だけが置いてある状態でした。4種類ゲットして発送しました。
・活動2週目
どうにか軌道にのりはじめ、4月8日に1回目の内定が出て良いスタートを切れたと喜んでいました。
・活動3週目
産業雇用安定センターから社団法人の求人があり、面接を受けた所とても感触も良く、自分でも行きたいと希望しました。
しかし結果は不採用でした。この頃から「面接恐怖」が始まり、佐々木さんに「面接に行くのが苦痛でしかたがない」と訴え始めていました。
・活動4週目
体調も崩し、引き続き「面接恐怖」で、1社「お試しで半日働いてから内定する」と言われても行く気もなく断わってしまいました。
佐々木さんに「面接が嫌だ」とダダをこねた所「面接強化プログラム」を受けませんかと言われました。
お金もかかる事なのでいったん躊躇はしましたが、ここで変わらないと1歩も進まないと思い受ける事にしました。
■面接強化プログラム
4月25日に受けました。当日は面接で着ていたスーツやカバンや化粧道具一式を持って行きました。
プログラムはビデオで面接の様子を撮影し、それをすぐに見て問題点の洗い出しをし、佐々木さんからの評価ももらい、 次の練習ではその中のいくつかを課題として注意し、課題をつぶして行きながら次の面接練習を受ける、というものでした。
私の1回目の様子は
1.声が小さく、くぐもっている
2.目がきょろきょろしていて落ち着かない
3.全体にぼーとしていて自信が無く見える
4.答えた後口を薄く開けている
5.回答がブツ切れとなってしまい会話を深める事が出来ない
6.「ピンク」の口紅は面接では良くない
などでした。
佐々木さんから
1.面接での目線の位置を教えて頂きました。
2.面接での話しが続き、印象が深まる方法を教えて頂きました。
3.面接でどう答えたら良いか教えて頂きました。
私個人の反省としては、
1.
面接前は食事をしよう。女性はダイエットのため食事を抜きますが、これは声が出ないし、やる気が見えないのでやめたほうが良いです。
2.
ビデオで見ると自分の気がつかない癖がわかり良かったです。
(何度もビデオを見るのは恥ずかしかったです)
面接の様子を撮影したビデオがすぐに佐々木さんから送られてきました。
ビデオをカセットで録音し、「想定問答集」を作ったりしました。
■応募活動5週目〜8週目
・活動5・6週目
連休に入ってしまうので、金曜日に急いで「サポートセンター」に行き求人票を10 件位持ってきました。
佐々木さんは「連休は休んでも良いですよ」と言ってくれたのですが、ネットの掲示板(女性の転職について)でも
「連休中、求人誌は合併号だしハローワークも開いてないしする事がない」
と書いてあったので、私は逆にチャンスだと思い、ネットや求人誌を再度確認し応募数を減らさないようにしました。
・活動7週目
1日2社の面接を火曜日から金曜日まで行ないました。連休中も応募していた結果だと思います。
そして3社目の内定が出ました。佐々木さんとも検討し、お給料や待遇を確認して決定しようと言う事になりました。
・活動8週目
給料や待遇を確認し決定し20日に出社する事になりました。しかしその間でも面接が入ってしまい、
取りあえず面接を受けた結果その日の午後内定してしまいました。
自分がやりたかった仕事でしたし、年齢層も中高年が多そうだったので迷ってしまい、佐々木さんとも相談した結果、 就職を決定した会社にしました。本当に最後の最後までご迷惑をかけてすいませんでした。
■その他
1.
「自己PR文」には「ページ罫線」を付けました。黒だと縁起が悪いので青い柄の罫線で飾ってみました。結構目立ちました。
2.
写真については、佐々木さんが紹介している方法やその他色々な方法がありますが、私は「写真館」で撮った写真を「ピクトロ印刷」しました。
証明写真を特殊なコピー機でコピーするのですが、結構きれいでした。
3.書類は
添え状=「ハローワーク用」「ハローワーク内緒用」「ネット用」「一般用」に分け、文章を少しずつ変えました。
履歴書=経理・総務・営業・一般事務に分け、希望理由欄には各職種ごとに変えるようにしました。
職務経歴書=私の経歴書はPR文(自己PR文とは別)が入るようになっているので、各職種に対応したPR文を作りました。
■反省
とうとう最後まで「人材紹介会社」に電話する事ができませんでした。残念でした。
以上で私の転職活動総括は終わります。
また転職をする事になっても佐々木さんがいてくれると思うだけで気持ちが楽になります。
ありがとうございました。